2018年07月16日

【545】宮部みゆきの『おそろし』

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 人気作家宮部みゆきが得意なのは「江戸・怖い話」。

『おそろし』(2008年)もそれで、NHKBSでは波留主演で14年にドラマ化された。

 脚本・演出の金子が要領良くつまんでホラー仕立てにした秀作だったが、原作の印象は違う。

「怪しい物語」をしに来る客たちの話を聴くうち、語り手も主人公の聴き手も、ものごとの表裏は合わせ鏡であることに気づく。その転換、止揚、深掘りが絶妙。

 誰の心にも邪悪なものと聖なるものが共存する。それを認めて慈しもうとする「やさしい怪談、怪談の心療内科」(縄田一男の評)なのだ。だから人々は共感し癒される。

 作品にムラはあるが、その「人間通」ぶりは、大沢・京極らとの『大極宮』という著述環境で引き出された天稟かもしれない。まだ?58歳、還暦過ぎてから書くものが楽しみだな〜。

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2018年07月14日

【544】迎賓館からしんみち通りへ

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 この時期、首都圏在住の佐渡出身者は旧市町村ごとの定例会を催す。

 今日は四谷で「新穂人会」。そこに同級生の叔母さんと娘さんが出席。終わりに待ち合せて近所の「迎賓館」へ散歩。

 1000円スマホ禁止だが予約なしで本館と前庭が鑑賞できる。建築的にも一見の価値ありだった。

 会合で「あまり食べられなかった」という2人を連れて四ツ谷駅から延びる「しんみち通」で早目の夕飯。半年前に開店した石臼蕎麦の「麹町ばらく」へ。

 さんざん食べて飲んで1人1500円程度。おすすめです。

 ・・・てなわけで、マイ「散歩月間」の充実した半日だった。

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2018年07月12日

【543】面影橋から鬼子母神へ

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 隣地で朝から駐車場造成工事。喧騒から逃げて散歩へ。

 体内埋め込み型「自動散歩装置」の指示に従い、バスに乗って早稲田へ行き、神田川の花筏を見下ろしながら歩いて「面影橋」へ。

 昔、狩りに出て雨に降られた大田道灌が、村娘に蓑を貸してくれと頼んだが、黙って一枝の山吹を出された。腹が立ったが後で「七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞ悲しき」という古歌に寄せて貧しさ、申し訳なさを伝えたのだと知って無知を恥じ、歌道に精進したという逸話ゆかりの地である。

 でも雨の季節には少し早く、咲いていたのはシャガ。そのまま鬼子母神まで足を延ばす。「きしもじん」と読み、角のない「鬼」の字が正しいという。ヘェー!3つくらい。

 帰りは荒川線で早稲田に帰り、老舗のそば屋で上かつ丼(セール中850円)。なおフォークソング及川恒平の「面影橋から」は大阪。NSPのはわからん。

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2018年07月10日

【542】爺飯41 ポテトと豆の「紅白サラダ」

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 マッシュポテトは材料・味付・作り方の組合せがたくさんある。

 キュウリやハム、茹で卵を入れたり、クリームでトロトロにしたり、芋をほとんど潰さずゴロゴロ感を残し炒めた細切りベーコンかコンビ―フを入れるのも好き。

 マッシュポテトを「クックパッド」で検索すると5000種以上のレシピが出てくる。たぶん世界で一番食べられている料理(?主食)ではないだろうか?

 今夜は「キタアカリ」と新玉ネギだけ。薄切りして少な目の水で煮ればすぐ潰せる。マヨネーズと塩コショウで味付け、粗熱取ってからパセリ粉をまぜて完成。

 酒のツマミなので、レタスを敷いた皿に、常備冷凍保存してある「チリビーンズもどき」(大豆と挽肉のトマト煮)と並べて”紅白(源平)合戦”気分。

 周囲のオレンジ色のトマトは、気まぐれに買ったカゴメの「カロチントマト」。ニンジンやカボチャ並みの栄養があるらしい。

 ・・・ともかく、これと酒だけでお腹はイッパイになった。

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2018年07月08日

【541】今宵の月のように♪・・・?

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 エレカシが掲題の歌をヒットさせたのはもう20年以上昔だった。

 今夜は満月でどうも人の気を少し狂わせているらしい。ワシの会社の後継社長Kくん夫妻と近所で晩飯したのは、中国人が経営する「キノコ鍋」の店だった。

 最初はメニューが読めず、「店選び、狂ったか?」と思ったが、結果的にはそこそこ美味かった。

 酔いながら(狂いながら)次に行ったのは、何時ものダイニングバー「高樹」。ここには50過ぎの団体さんが唄いまくっていた。

 ふだんの土日は、ママが一人で暇をかこっているのだが、今夜はやはり様子が異なる。そこでワシらは空気読まずに出版企画話。10時近くまで粘って、やっと帰ってきた。妙に疲れる満月の宵だった。

「春宵一刻値千金 花有清香月有陰 歌管楼台声細細 鞦韆院落夜沈沈」なんだから、これで良かったかもしれない。

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